園内の環境には、どんなポイントがあるのでしょうか。
生活の面と遊びの面から、のぞいてみました。
どうしてこうしているのでしょうか?
自分の身の回りのことは、自分でする生活習慣が身に付くように、一人ひとりにロッカーを用意しています。
保育室の入口付近。手作りのウォールポケットに所持品を入れます。
保育室の入口付近で所持品が整理できるように工夫。こうすることで、身支度がスムーズにできるとすぐに遊び出せます。
「幼稚園ってたのしい」「今日は(明日は)何して遊ぼうかな」と期待して、毎日楽しく登園してきてくれることを願っています。
スケジュールを伝えることで活動の見通しができ安心して過ごせることもあります。お子さんの発達年齢に合わせて1カ月単位にしたり、週単位にしたりしています。
足型マットは移動できます。手洗いマークとしてだけでなく保育や遊びの中でも活用できます。
手洗いはマークを配置、順番を待つことを覚えたり「手洗いをするときはここに立つんだよ」と毎回言わなくとも、自分でできた!と自信にもなりますネ!
子どもたちの共有スペースでもあり、子どもの目線で種類が分かりやすいようにしてあります。
遊具をしまうケースや棚には、その片付ける場所に絵や写真で表示します。自分で遊びたいものを見つけて、片付ける場所も明確です。
イスの配置で電車ごっこが始まったり、お風呂遊びになったりします。
イスの配置の仕方一つで、友達との関わり方、遊びが変わります。友達とどんな遊びに発展していくかな?そんな想像をしながら遊びを広げる環境を毎日考えています。
ゴザを敷き、どこで遊ぶか 分かりやすくしています。
ブロックコーナーのスペースを確保し、中央に配置することによって四方から子どもたちがブロック遊びに参加できます。
友達と関わり、遊びがどんどん 広がっていくスペースです。
畳を敷くことで遊びのスペースが明確になり、お家の雰囲気も強く出るので、ままごとがしやすくなります。このコーナーは子どもたち同士のコミニュケーションの場です。
いろんな友だち、いろんな先生と 自由に遊べるのびのびとした空間。
保育室を飛び出し、廊下の四方八方どこからでも遊びのスペースへと行けます。遊べる空間、遊びが生まれる空間を大切にしています。
子どもたちが大好きな積み木。量、数、大きさ、多種多様な種類の積み木を揃えられるのは幼稚園ならではです。
積木を「そっと、そっと…」「よし、今だ!」 ぐっと息をのむ瞬間。積木を置いた時の達成感。 ホッとする間もなく次に…「ヤッター!」。
年齢によって遊ぶ場所や 用意する道具を工夫しています。
自分で遊び道具を出したりしまったりできるように配慮すること、また遊びのスペースを柔軟に変更できるように配慮することで、子どもたちが遊びを展開したくなる工夫をしています。
子どもたちの心と体を育むための、「環境設定」がされた幼稚園だからこそ、子どもたちの自信、自己肯定感、つまり生きる力が育まれるのです。幼稚園が長年の経験と、日々の研究によって培ってきた、子どもを育むための環境。先生たちが大切にしている取り組みの一端を紹介します。お家で真似できることもありますよ。